こんにちは。話し方アカデミー稲葉です。
今年の9月の休日は天候に恵まれて色んな体験を楽しんだ稲葉です。
以前から行ってみたいと思っていた支笏湖にある苔の回路、積丹の夕日、滝野すずらん公園をセグウェイで散策。
充実した休日を過ごすことができて夏の疲れも吹っ飛びリフレッシュすることができました。
年々お金をかけずに楽しめる趣味を見つけることが楽しくなり、静かな自然の中で過ごすことが私にとって効果的なエネルギー充電方法になっています。
以前は体力が続く限りがむしゃらに頑張ったり、無理していることに気づかずエネルギー切れを起こし心身共にダウンしてしまうことを繰り返していました。
社内、社外問わずいろいろな人たちと毎日コミュニケーションをとる職業に就いていたこともあり
「人疲れ」を感じることが多かった様に思います。
今思い返してみると年齢も立場もそれぞれの人たちとのコミュニケーションの中で「断る」ことに抵抗を感じ、相手の要望を受け入れすぎてキャパシティオーバーが当たり前になっていたんだと思います。
「断る」事が苦手。気づけば自分の周りには仕事や家事が山積みになっている。
今日は相手を大切にしながら上手に断るコミュニケーションについて書いてみようと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
「断る」ことは悪ではない
職場でも家庭でも余裕がない時に何かを頼まれたり、ブライべートで乗り気じゃない飲み会に誘われたりすることってありますよね。
「嫌だな…」と感じていても、今後の関係などを考えたり、相手に嫌な思いをさせるのでは?と考えると断りずらいものです。
相手の気持ちを優先して喜ばせたい。という気持ちが自分のモチベーションになっている場合は相手の申し出を受け入れても良いと思います。
ここで重要なのは「自分を犠牲にしすぎていないか」という視点を持って自分のニーズを観察してみることです。
「なんでいつも断れないんだろう」「また引き受けちゃった」そう感じることが増えてきたら一度コミュニケーションスタイルから見直してみるのも良いかもしれません。
円滑なコミュニケーションを意識したとき「人に合わせること」もとても重要なスタイルだと思います。
だたその方法だけにこだわりすぎると「嫌だな…」「もう無理…」自分の心の本音を無視してしまうことがあります。
ではではどうするか…
相手と同じくらい自分の気持ちも大切。その考えをスタートにしてみませんか。
アサーティブな断り方
アサーティブとは、適切な自己主張という意味を持ちます。
適切な自己主張とは相手を優先しすぎるのでも自分中心に考えるのでもなく、相手も自分も大切にし、コミュニケーションをとる方法の事を言います。
人間関係を壊したくないし、断ることに罪悪感も持ちたくない。でも本当は断りたい。
そんな時の切り札にアサーティブな断り方を使ってみるのはいかがでしょうか。
アサーティブな断り方をするときおススメしている実践方法があります。
まず、相手の言葉を肯定し、感謝の気持ちも伝える事です。
「誘ってもらって嬉しい。ありがとう」「チャンスを頂きありがたいのですが」「せっかくですが」
などのクッション言葉や感謝の言葉をサンドしながら伝えると、相手の申し出を断っている訳ではない。と罪悪感を感じず、相手も嫌な気分になりづらくなります。
人間関係は時として複雑です。
同僚にはアサーティブな自己主張が出来るけど上司にはどうしてもできない。
親に対しては何故か受け身になってしまう。
特定の人にだけアサーティブな自己主張ができない場合もあったりします。
話し方アカデミーで様々な人間関係で実践できるアサーティブな表現を見つけてみませんか。
「断る」ことは悪いことではなく自分の為にも相手の為にも繋がります。
アサーティブに慣れてくると心に余裕も生まれ「嫌だな…」「もう無理…」という状況が減り穏やかに過ごせるステキな日々が増えるかもしれません。