こんにちは。話し方アカデミーの稲葉です。
寒暖差の激しい初夏を迎えていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
「体温調節のできる服装でお出かけください」今年は天気予報のニュースを見ていると何度も耳にする気がします。
7度ほどの気温差が頻繁に続くと古傷の痛みや、頭痛、だるさなどの症状が出る気象病が日本で年々増加しているんだとか。
急激な変化を体験し疲れがたまってくると何かしらの症状が出て心身の状態を危険信号で知らせてくれているのですね。上手に付き合っていきたいものだととつくづく感じる今日この頃です。
さて、「本日はコミュニケーションの多様性」について書いてみようと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
増えるテキストでのコミュニケーション
デジタルの発展やコロナ渦での働き方の変化で直接顔を合わせるコミュニケーションが減り、直接会わなくてもメールやチャットでの非対面でのコミュニケーションの手段が増えつつあります。
物理的に距離の離れた場所にいる人同士のコミュニケーションができるようになり「人とのつながり」も多様になってきました。
今までは会社に出社して同僚と顔を合わせて会話することが当たり前だったのに、急にチャットやメールで業務連絡や相互理解を深めることが求められ困惑や苦手意識を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
テキストコミュニケーションには感情や微妙なニュアンスが伝わりにくく誤解が生まれやすいという特徴もあります。
言葉選びや捉え方が敏感になりすぎてリモートワークはライフスタイル的に合っているのにぐったり疲れてしまう。
働き方も多様になりコミュニケーションスタイルの得手不得手が要因で起こるストレスにも対処していくことが求めらる時代になりました。
状況に合わせてコミュニケーションを使い分ける
そもそもコミュニケーションには大きく分けると2つの目的役割があると言われています。
①情報を伝える
②感情を伝える
テキストコミュニケーションが苦手と感じる方は対面コミュニケーションの時に②感情を伝えたり、受け取ったりするのが得意なタイプの方が多いような気がします。
表情や声色で相手の情報を得ることができないテキストでは「相手が怒っているのでは」「この文だと冷たい印象を与えるかな」と考えることが多くなり「対面で話すほどうまく意思疎通はできない」という思い込みがテキストコミュニケーションへの苦手意識を加速させます。
職場でのコミュニケーションではテキストでも対面でもまず「情報を正しく伝える」ことを求められるケースが多いです。
今は何を伝えるのがベストなのか?相手は何を伝えたいのか?の視点に立ち状況を把握し整理する一手間がビジネスシーンで求めらるスキルになりつつあります。
とは言ってもどうしてもテキストでのコミュニケーションが苦手。対面でのコミュニケーションが負担で耐えられない。人によって得手不得手は必ずあるもの。苦手を急激に改善することを求められ疲弊するより自分のベストパフォーマンスを発揮しやすい環境を探すのも健全な選択だと思います。
多様性が謳われる昨今。コミュニケーションの得手不得手も含め自分の特徴をよく理解ていくことも大切かもしれませんね。