ジェネレーションギャップに悩んだら…

こんにちは。話し方アカデミー稲葉です。

夏本番モードに突入したような暑さが続きますね。

私が幼少期の頃は北海道でクーラーを付けないと我慢できないほどの暑い日は少なく扇風機でひと夏を過ごすことも当たり前だった記憶があります。

ここ数年は気温が上がり続けクーラーがないと熱中症など体調を崩しかねない季節になってきました。

我が家でもクーラーを付けている日があるのですが、同居している母はクーラーの風が苦手。

娘の私としては母が熱中症になるのも心配だし、クーラーの風で母が不快な気持ちで過ごすことも避けたいし、でも私はクーラーが入っている方が快適だし…お互いの適温を見つけるのって難しいですね。
毎年夏になると母とコミュニケーションでちょっとしたイライラを感じることに気づきました。

今日はプライベートでもビジネスシーンでもコミュニケーションの壁になりうるジェネレーションギャップ(世代間ギャプ)について書いてみようと思います。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

価値観や認識の違いはあってあたり前

そのイライラをひも解いてみるとお互いの価値観、認識の違いが根底にあります。

母にとって北海道の夏は「1週間から10日ほど暑さを我慢すればすぐ涼しくなる」季節として認識しています。

なぜなら昔はそうだったから…「過去のあたり前は今もあたり前」になっているんです。

ここ数年は気温、湿度が上がり続け「今は昔の夏とは違うよ」私のあたり前とズレが生じてしまう。

それこそがジェネレーションギャップの正体。

育ってきた時代背景、環境が大きく異なる者同士が共存する家庭や職場では自然発生する現象。

といっても過言ではないかもしれませんね。
そこで忘れたくないのはジェネレーションギャップに戸惑うのは家庭での「親世代」「子供世代」

職場での「上司世代」「若い世代」各世代ともに同じ。ということです。

良い悪い

その意識を心の片隅に置いておくだけで自分たち世代の「常識」や「価値観」の押し付け合いや、ジェネレーションギャップを言い訳にしたコミュニケーションの断裂を避けることができます。

フェア(公平)な関係を意識する

世代間の溝を埋めて円滑なコミュニケーションを目指すためにはどうすればよいか。

親世代⇔子供世代

上司世代⇔若い世代

どちらがいい/悪い どちらが正解/間違っている のジャッジにこだわり過ぎず違いはあって当然と受け止めお互いが「公平」な関係を築けているか?見直してみませんか。

ジェネレーションギャップに悩みやすい方は年齢の離れた人と「公平」な関係を築くのが苦手な場合も多いです。

若い世代では「萎縮」してしまい自分の意見を伝えることを諦めて相手に合わせる手段を選んでいる。

上司世代では最近の若い子はコミュニケーションを取りたくないだろう。と声をかけることに「躊躇」している。

お互いに自己完結して必要以上に距離が広がっていませんか?

みんなの笑顔

高齢化も進み幅広い年齢層とコミュニケーションをとる機会が増える未来になりそうです。

それならジェネレーションギャップを楽しんでみよう。くらい気軽に捉えて価値観をアップデートすると気持ちが楽になります。

「委縮」を「尊重」と捉えてみると…

「躊躇」を「気配り」と捉えてみると…

発する言葉や話し方は自然と豊かな表現に変わるのではないでしょうか。