こんにちは。話し方アカデミー稲葉彩です。今日は誰でも知っている。そして当たり前にやっているあいさつが持つ力について書いてみようと思います。
コミュニケーションスキルアップ講座。話し方アカデミーのブログなのに随分ハードルの低いテーマだな。そう思われそうですが最後まで読んでいただけると嬉しいです。
子どもの頃、親や先生から「あいさつは、はっきり大きな声で」そう教え込まれた方も多いのではないでしょうか。
それなのに大人になった今のほうがあいさつに苦手意識を持ったり悪気があるわけではないけど適当になっている事はありませんか?
実はどんな場面でも臆することなくナチュラルにあいさつするってなかなか難しい事なんです。
なぜなら…
「あいさつをしても相手から返ってこなかったら嫌だな」
「声を掛けやすい人にだけあいさつをしよう」
「今、忙しそうだな。あいさつをしたら迷惑かな?」
相手の反応を「気にしすぎて」あいさつする事に躊躇する心理が芽生えるからなんです。
会話のきっかけになる
その場に適したナチュラルなあいさつをされたとき「嫌な」気持ちになる人は少ないです。
※あいさつを交わすだけで不快な感情を抱く相手の場合は根本的に「相性」が合わない可能性もありますので例外ですが…
心地よいコミュニケーションには自分も相手もオープンマインドである事が重要になります。
あいさつは自分がオープンマインドであることをまず相手にお知らせする言動と捉えると印象が変わるのではないでしょうか。
あいさつには
●緊張をほぐす…「おはよう」「こんにちは」など日常会話程度のあいさつでも「声」を出すことで緊張をほぐせる。
●相手の存在を認める…あいさつすることはあなたの存在を認めています。と相手にお知らせすることができる。
●「話しやすそうな人」だな。と相手に印象持たれやすくなる。等の効果やメッセージがあるんです。
心地よいコミュニケーションを目指すならあいさつから
もちろん手当たり次第に声をかけると相手が不快な気分になることもあるのであいさつを「乱用」するのは要注意。
その時の状況、相手に適した言葉を身に付けている。事が大切なポイントになります。
「いろんな人と上手に話したい」「相手に伝えるためにはどう話せばよいか」自分が望むコミュニケーションの完成形をイメージするのはとてもステキな事です。
ちょっとその前に…「スムーズな人間関係構築は挨拶から」と心に留めておくことも無理なく自分を変えるキッカケになるかも知れません。