雑談のハードル上げていませんか

こんにちは。話し方アカデミー稲葉です。

今年のお盆休みは長期連休でしたが皆さんはどのように過ごされたでしょうか。

毎年お盆時期は旭川と北見までお墓参りに行くのですが今年は私のスケジュールがどうしても合わず北見へのお墓参りは母と兄で行ってもらうことになりました。

一泊二日の観光も含めた小旅行として行ったようで、帰りに北見のお菓子「赤いサイロ」というチーズケーキを買ってきてくれました。

「赤いサイロ」は大変人気のお菓子でお店は開店前から長蛇の列だったそうです。

自分もその列に並んで買ったというエピソードを帰宅した母から聞いたのですが、並んでいる時に地元在住と思われるご婦人から話しかけられたエピソードも合わせて話してくれました。

お菓子

ご婦人「どちらからいらしたのですか?」

母「札幌からです」

ご婦人「ここのチーズケーキもおいしいですが〇〇というお店のチーズケーキもおいしいですよ。

せっかく札幌からいらしたのであれば是非この機会に食べてみてください」

母「ご親切に教えていただきありがとうございます」

と並んでいる最中に話しかけられお天気の話題などもふくめちょっとした雑談を楽しんだ様子でした。

自分から話しかけるのはハードルが高い

私はその話を聞いた時「とっても積極的なご婦人だなぁ」と感じました。

確かにお盆で市外からの来客も多い時期ではありますが、並んで隣にいる人に第一声「どちらからいらしたのですか?」と声をかけるのはなかなかハードルが高く、かつ自身がオープンマインドでなければ難しい事です。

雑談

そして、相手に「嫌な顔」をされた時は軽やかに「スルー」できる心の強さや、それ以上「踏み込まない」潔さも必要になります。

母は「話しかけられること」にはあまり抵抗がないタイプなので会話を楽しんだそうです。

同行していた姪も教えていただいたチーズケーキに興味があったようで2種類のチーズケーキをお土産で買ってきてくれました🧀😋

「共通の話題」「話しやすいテーマ」で充分

「話しかけるのが苦手だから雑談も苦手」「話しかけられるのが苦手だから雑談も苦手」

初対面の人や新しいコミュニティになじもうとしたとき「何を話せばよいかわからない」と話しかけることがとてつもなくハードルの高いことに感じてしまうものです。

北見でのエピソードを聞いた時、「積極的なご婦人だぁ」と感じたのも事実ですが、初対面の母とでも「チーズケーキ」という共通の話題にフォーカスして話を広げていっているので雑談慣れしている方なのだとも思いました💡

何気なく雑談を楽しみたいと思うときは相手との「共通の話題」「話しやすいテーマ」にフォーカスしてみると「話しかけること」へのハードルが少し下がるのではないでしょうか。

会話ネタ

とはいえ初対面の人と「共通の話題」をゼロから探していくのは難易度高め。

雑談のするときの「鉄板ネタ」や逆に「話さない話題」の自分マニュアルを持っておくと「話しかけること」へのハードルを下げる事ができます。

例えば…「鉄板ネタ」編

天気や気候の話題

交通機関や移動中の感想

ペットの話

「話さない話題」編

宗教や政治の話題

プライベートの話題

お金の話などなど

このように自分である程度「話すこと・話さないこと」リストを持っておくと会話のきっかけを作りやすくなります。

雑談はあくまでもお互いの関係を円滑にしたり、楽しく情報交換するために楽しく和やかにするもの。

気まずい空気を作らないために「話さない話題」を明確に決めておくのも自分や相手を大切にすることにつながります。

相手との「ちょうどよい距離感」をつかみ誰も傷つけない和やかな雑談を目指してみませんか。