こんにちは。話し方アカデミー稲葉です。
とうとう初雪が降りましたね。本格的に冬が近づいている印象です。
短い紅葉シーズンから一気に冬景色に変わるのが北海道の特徴ですね。
根雪になってしまえばあきらめがつくのですが、秋の終わりというか冬の始まりのこの季節はなんだか気分もすぐれず外出するのが面倒に感じることはありませんか。
最近では夏バテだけでなく寒暖差による自律神経の乱れや寒さによって血流の流れが悪くなり心身共に緊張状態が続くことでストレスが溜まる冬バテと呼ばれる症状があるそうです。
冬バテを予防解消するには体を冷やさない食事や入浴、体を軽く動かす習慣をつけると良いそうです。
皆さんは日常生活の中にルーティーンや無意識のうちに続けている「習慣」はお持ちでしょうか。
今日はコミュニケーションを習慣から見直してみる。そして円滑なコミュニケーションは環境からをテーマに私自身の体験も含めブログを書いてみようと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
コミュニケーションが発生しずらい習慣・環境
もう数年前になりますが、接客業からオフィスワークへ環境も業種も大幅に変わる転職をしたことがあります。
社会人経験約20年にして初めてのオフィス・デスクワークだったのですが、一番のカルチャーショックはスタッフ同士がほぼ「話さない」ことでした。
9:00から業務が始まり退勤時間の18:00になるまで業務内容の確認も含めちょっとした確認業務をスタッフとするのはもってのほか。と言わんばかりの「雰囲気」がオフィスには蔓延していました。
わからないことがあると研修時に渡された分厚いマニュアル本を開くのが鉄則。
それでもわからなければ教育担当のスタッフに確認する。
それは暗黙のルールとして浸透していてチームのスタッフと「会話」するときは社内のチャットシステムで個人的にやり取りすることが習慣になっている職場でした。
もちろん。すべてのオフィスワークがそうだとは限りませんが、オフィス内のレイアウトやスタッフの配置、業務が固定的になりやすい職場環境では会話する人を限定すると「閉鎖的で話ずらい」
とスタッフが感じることが多くなるし、「会話担当」スタッフの精神的・物理的負担も大きくなってしまい、自然とコミュニケーションが発生しない環境になってしまう恐れがあります。
実際私がいた職場では、18:00になるのを待ち構えていたかのように自らのデスクから離れ給湯室にマグカップを洗いに行ったり、身の回りの掃除をして帰り支度をしたり、「一秒でも早くこの場から離れたい」という気持ちを行動で表すスタッフもいました。
この事務所にいると息苦しさを感じる。
早く辞めたいけどどう管理職の人たちに切り出せばよいかわからない。
退職を引き留められたら感情的になってキレちゃいそう。
自分たちの話を聞いてくれる管理職ではない。
帰りのエレベーターで一緒になったスタッフからよくこんな話を聞いていました。
話しやすい「環境」を作るのもコミュニケーション
転職や途中入社が珍しくない最近のオフィス環境では長年勤務しているスタッフには当たり前でなんの疑問も持たない習慣が、途中から入社したスタッフには「なんだ此処は?話しずらくて閉鎖的な職場」と感じることもあります。
最悪の場合、この環境は自分には合わないと退職するスタッフもいるかも知れません。
私が勤めた企業でも離職率の多さは課題になっていたし、エレベーターで私と本音を話す。
ということはスタッフひとりひとりが自分の言葉で伝えたい考えや思いがある。ということ。
表現する習慣や表現できる環境を整えることが円滑なコミュニケーションを築く第一歩になるかもしれません。
面談などでも本音を話してくれない。
何を考えているかわからないスタッフがいる。
離職率が高く人員が定着しない。
そんな悩みが芽生えたらコミュニケーションの発生しやすい環境になっているか。
コミュニケーションが発生しやすい環境作りはどうしたらよいか。
テクニックだけではないコミュニケーションの土台から話し方アカデミーで見つけてみませんか。